遠くってどこ?
よく「どこか遠くに行きたいな」なんてセリフ、現実逃避したいときに吐いてるの見る。
私も今まさにその状態なのだけど、ふと「遠くってどこだよ」ってノリツッコミ入れてきた自分がいる。
なぜ疑問に思ったかといえば、私は生まれ育った故郷が大好きなのだ。
慣れ親しんだ街の慣れ親しんだ空気。
部屋からきこえる新幹線の音。
あそこも、あそこも、あそこも知ってる人の家。
特段コミュニケーションをとっているわけではないけど、圧倒的にホーム。
加えて自分の部屋も大好き。小学1年生から暮らしてきた部屋。何度も模様替えをして今の姿に落ち着いているけれど、最初のベッドを今でも覚えている。(部屋散らかしてたなぁ…)
もちろん旅行に行くのも大好き。海外にもここ5年くらいは毎年行ってる。
でもやっぱり自分の家がいちばん心地がいい。
となると自分はどこに行きたいの?
家でずっと過ごしてられたらしあわせだよ。
疲れてるとき、逃げたいときに、ここよひ行きたい場所って一体どこ?
考えて出た結論。
身体を物理的距離が遠い場所へ移すのではなく、精神を遠くへやりたい。
要は何も考えたくないんだ。
電波の届かない場所まで行けば、求めていない人からの連絡も入らない。
誰が何をしているか見たくもないのに見ることもない。
となるとね、眠ればいいんだよ。
眠ってる間はここから遠くへ精神を解放してあげられるでしょ。
聞きたくない声はきかなくていいし、考えたくないことは考えなくていい。
辛いとき逃げたいとき、自傷しないで寝逃げがいちばんだよね、というお話。
おわり。